"どこでもスイッチ"で想いを伝えてほしい
ほんの少し首を傾ける、指を動かす、強く目を閉じる―。たったそれだけの動きで、家電のスイッチをオンにしたり、メールを打ったりできる夢の新技術が生まれた。開発したのは、東京大学・先端科学技術研究センターの巖淵守准教授。この機器があれば、何もない空間や、顔の一部を"スイッチ"として設定でき、身体を動かすことが難しい重度の障がいがある人も、家電を操作したり、自分の想いを伝えたりできる、画期的なコミュニケーションツールだ。
『技術の力で、障がいがある人の能力・可能性を最大限引き出したい』。
巖淵は、今年3月に完成したスイッチを携えて、長野へと向かった。出会ったのは、脳性麻痺で重い障がいが残る、中学生の長田君。
巖淵が開発したスイッチは、新たなコミュニケーションの扉を開けることができるのか―。 (ロケ地/東京・長野ほか)
夢の扉+ TBS系全国ネット/2013年7月/30分